バチカンの国土面積は世界最小の規模

バチカンとは、ヴァチカンとも表記される事もあり、正式名称ヴァチカン公国とよばれ、イタリアにあるローマの北西に流れるテベレ川右に隣するヴァチカンの丘と呼ばれる場所にある国です。

首都はヴァチカンで国土の面積は0.44平方キロメートルで世界的にみると第195位の規模で、世界最小の国家と呼ばれています。

これは駐車場などを含まない東京ディズニーランドとほぼ同じくらいの広さになります。

使用される公用語はラテン語で総人口は約800人で世界第194位という規模になります。

公用語はラテン語ですが、普段の言語としてはイタリア語が使用され、外交に使用される言語としてフランス語も使用されます。またこの国に派遣される衛兵はスイスの傭兵になるので、傭兵間ではドイツ語が使用されます。

流通している通貨はユーロになります。

バチカンとはキリスト教のカトリック教会、そして東方典礼カトリック教会の総本山であり、国家というよりも宗教組織としての面が色濃い場所になります。総人口の800人の市民もそのほとんどが聖職者になります。

国の元首はローマ法王であり、現在はフランシスコ教皇がその地位についています。

このヴァチカンはキリスト教において聖ペトロが殉教した場所とされていて、カトリック教会の歴史上ローマ教皇のいる場所としては最も高い場所となります。

ヴァチカンは国土面積こそ世界最小ですが、日本を含め世界各国にヴァチカンの大使が赴任していますし、非加盟ではありますが、国連にも使者を派遣していますし、切手なども発行しています。

中世のヨーロッパに存在するどの王よりも大きな権力と権威を誇るカトリック教の代表であるローマ法王は北イタリアに大きな土地を保有していましたが、近代になりその権力が衰えてくるとイタリアにある法王が所有していた土地はほとんど取り上げられてしまい、最後に残ったのがバチカンの丘だったため、ローマ法王はこの丘に立てこもりイタリア王国に対抗するようになります。

こういった背景がある中イタリアの政権を牛耳ったファシストであるムッソリーニは自分の権威を強めイタリアの支配を盤石にするため、ローマ法王を利用することを考えます。

残った自分の土地を守りたいローマ法王と法王の権威を利用したいムッソリーニの利害が一致し、1929年にイタリアと法王の間で締結されたラテラノ条約によりロー法王の所有していた最後の土地であるバチカンの丘がバチカン公国となり現在に至るわけです。